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妊娠中もし地震が起きたら?

日本という国🗾は、妊婦さんが安全且つ衛生的にお産を迎えることのできる恵まれた国である半面、災害の多い災害大国です。さらに、超高齢社会でもあるため災害が起きた後の避難生活は、様々な人と共同生活を送ることを想定しておく必要があり、それに対する対策も考えておくことが大切です。今回は、いつ起きるか分からない災害(地震)に対する防災と実際に避難所で生活することになった場合に気をつけることを中心にお話していきます🤲🏻


突然の地震!
赤ちゃんを守れるのはママだけ

✔ 頭とお腹を守ってダンゴ虫ポーズ

妊婦さんといっても初期~後期にかけてお腹の出具合🤰🏻は変わってきます。初期であれば、個人差はあるもののつわりに悩まされている方が多く、お腹はそこまで出ていません。突然の地震で、すぐに外に出られる場所にいた場合は脱出し、出られない状況であればお腹側を床にしてダンゴ虫🐛のようになりテーブルの下に隠れましょう。これは、中期でお腹が出始めている場合でも同じです。後期でお腹が大きくダンゴ虫ポーズが苦しい場合は横向きになってもいいでしょう。そして、頭やお腹を守るためにクッションなどは常に近くに置いておくようにしましょう。


✔ 地震が収まったら玄関へ

この時、ガラス🪟が割れて床に散らばっている可能性があります。普段からスリッパなどの室内履きを使用していれば問題はありませんが、もしそうでなければ新聞紙や本、タオルなどを使って道を作りその上を歩いて玄関まで向かいましょう。万が一、足をケガしてしまったら逃げることが困難になってしまうため慎重に移動🚶🏻‍♀️してください。脱出後、落ち着いたら周りの状況を確認し防災アプリを活用して正しく行動、避難します。もし、携帯が手元にない場合は近所の人と状況を確認するようにしましょう。1人でなんとかしようと考えず、妊娠していることを伝えて誰かと一緒に行動するといいでしょう。


常日頃から地震を想定した
マタニティライフを

✔ ちょっと多めに買って備える「日常備蓄」

防災袋は、常備していても中に入っている水や缶詰の賞味期限までは把握できてない、という家庭はたくさんいるのではないでしょうか。普段から仕事が忙しい人や特に子どもがいる家庭は、中身の入れ替えを頻繁に行うことは思った以上にできることではありません。そのため心がけてほしいことは、普段買い物をする際、食品や飲料、トイレットペーパー🧻などの衛生用品やポリ袋やラップなどの生活用品は多めに買い置きしておくことです。古いものから使っていけば無駄もなく、さらにお気に入りのものは常にストックがあるので切らす心配はいりません✨


✔ ママバッグが非常袋に

普段から使っているママバッグ👜は、いざという時に非常袋として使うことができます。その日使ったものはその日のうちに補充しておき、いつでも持ち出せる場所に保管しておきましょう。これだけでも防災に繋がります。いつものママバッグは外出時すぐに帰れなくなったときのことを常に想定💭して準備しておくこととプラスして備えておくと良いものは、以下参考にしてください。

  • ベビーフードとおやつ(約3食分)
  • パックのお茶やジュース(約3食分)
  • 着替えやおむつ、おしりふき(ストック分)
  • スティックやキューブの粉ミルク・哺乳瓶・水

実際に被災してしまったら

✔ 妊婦さんが避難所で気をつけること

妊婦さんが避難所での生活をする場合、気をつけたいことを以下にまとめました。

1️⃣身体の冷え

妊婦さんは身体が冷えることでお腹が張りやすくなります。毛布や羽織るものでなるべく温かく保ちましょう。

2️⃣肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)

長時間ずっと同じ姿勢でいることから血流が悪くなる病気です。妊婦さんは血栓ができやすいため特に注意が必要です。無理のない程度で身体を動かし適度な水分補給🥛をしましょう。

3️⃣妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群と診断されている場合は、避難所で提供される食事は塩分🧂が多く含まれていることがあるため十分に注意が必要です。ひどい頭痛やむくみ、目がチカチカするなどの症状が現れたら受診できるように手配しましょう。

4️⃣貧血と切迫早産

貧血に備えて鉄分のサプリメントを持参し、お腹の張りや下腹部痛、赤色の性器出血🩸や陣痛前の破水などの症状があればすぐに受診の手配をしましょう。

5️⃣感染症

妊婦さんの免疫力は普段よりも低く感染症へかかるリスクが高くなります。手洗いとうがいを徹底して感染症予防😷に努めましょう。


✔ 連絡手段の共有

災害時、家族が一緒でなかった場合を想定し普段からどう連絡を取り合うかを共有しておくと良いでしょう。共通の緊急連絡先を作っておき、SNS📱も活用しましょう。災害はいつ襲ってくるか分かりません。そして、赤ちゃんを守ることができるのはママだけです。必要になるかは分からなくても備えておけば、もしもの時に素早く正しい行動ができるようになります。マタニティライフを安心して過ごせるよう日頃から備えをしっかりしておきましょう😌