女性が女性らしくあるために💃🏻必要不可欠な女性ホルモンですが、妊娠すると女性ホルモンの分泌量は大きく変化します。ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)からエストロゲン、プロゲステロンといった女性ホルモンが分泌されさまざまな働きをします。妊娠中に喜びや不安😖を感じやすくなるのも、女性ホルモンが大きく影響しています。今回は、そんな女性ホルモンの役割と働き、変化について見ていきたいと思います。
女性ホルモンって?
✔ 2種類の女性ホルモンの役割と働き
数あるホルモの中でも、女性の卵巣で作られるホルモンを「女性ホルモン🧬」と言います。女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモ)の2種類があり、エストロゲンは女性らしい体を作るために働きかけるホルモンとなり、妊娠に備えるためのホルモンとも言えます。コラーゲンの生成を促すため美肌🧏🏻♂️にする作用も持っています。プロゲステロンは、妊娠を維持するために働きかけてくれるホルモンです。体温を上げる働きがあるため、受精卵が着床しやすい環境を作ってくれます。妊娠すると、妊娠を継続させようと食欲をUPさせるほか、水分💧や栄養素をため込む役割も持っています。
✔ ホルモンバランスを整えよう
妊婦中だけでなく、日頃からホルモンバランスを整えるために気をつけてほしいことを以下にまとめました📝
✅疲れすぎない程度の適度な運動を行う
✅十分な睡眠をとる(夜12時までに就寝し7時間以上の睡眠が理想)
✅朝日を浴びられるような規則正しい生活
✅栄養バランスを考えた食事
✅過度なダイエットは禁止
また、以下のような症状が現れる場合は、薬によるホルモン治療が必要になることがあるため、一度かかりつけの医師に相談しましょう✋🏻
🆘ひどい月経前症候群(PMS)
🆘月経時以外で出血があった場合(不正出血)
🆘日常生活に支障をきたすほどの強い月経痛
🆘自律神経失調症
🆘不妊
妊娠中に起こる
女性ホルモンの変化とは
✔ 妊娠初期(着床~妊娠4ヶ月)
着床をする際に、胎盤からヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが分泌されはじめますが、このhCGは妊娠8~12週頃の分泌量が最も多く📈、その後は急激に減少し、胎盤が完成する妊娠16週になると分泌量は落ち着きます。つわりはhCGの分泌が影響しており、これによって嗅覚👃🏻も敏感になります。また、エストロゲンが増えることで嘔吐や吐き気など引き起こし、さらにプロゲステロンの増加は腸の働きにも影響を与え、お腹の張りや便秘を引き起こすといった特徴があります。
✔ 妊娠中期・後期(妊娠5~10ヶ月)
妊娠中期を経て、後期になるとエストロゲンやプロゲステロンはさらに増加⤴️します。数値でいうと、妊娠前に比べ約50~1100倍ほど増加します。妊娠20週頃でhCGのホルモンが落ち着いた後、ヒト胎盤ラクトゲン(hPL)の分泌が増えていきます。このhPLというホルモンは、ママと赤ちゃんに栄養を届ける役割を持っており、出産前後に分泌されるホルモンがピークを迎えます。母乳🤱🏻を作るために働きかけるプロラクチン(PRL:乳腺刺激ホルモン)というホルモンもありますが、妊娠中はプロゲステロンがPRLの働きを抑えているため、出産するまでは母乳がでない仕組みとなっています☝🏻