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妊娠中の姿勢は横向きがおすすめ

「シムス位」という体勢を知っていますか?🙂シムス位とは、お腹が大きくなった妊婦さんにおすすめしたい横向きで寝る体勢のことです。お腹がだんだん大きくなってくると、仰向けで寝ることが苦しくなったり、寝つきが悪い、息苦しいといったマイナートラブルが出てきます。今回は、妊婦さんはなぜ横向きで寝る方がいいのか、シムス位で寝るメリットについてお話していきます🫶🏻


横向きで寝るべき理由とは?

まずは、妊婦さんが横向きで寝たほう良い理由について見ていきましょう👀

スムーズな血行のために

子宮の下には大きな静脈と動脈があります。仰向けで寝ると子宮の重さで血管に圧迫を与えてしまい、心臓と子宮への血液供給量🩸を減少させます。このように血管が押されると、血液の供給バランスが取れなくなり、円滑な血液循環がされなくなってしまいます。

子宮収縮を引き起こす可能性がある

血液循環が円滑でない場合、子宮収縮と胃もたれを起こすことがあります。

胎児への酸素供給が減少

妊婦が仰向けに寝ると、息苦しさから睡眠障害💤を起こし胎児への酸素供給が減少してしまいます。横向きになることで、胎児にも多くの血液と栄養素を供給できるようになります。


🤔仰向けでは寝ちゃダメ?

妊娠中の睡眠姿勢に関する研究は、さまざまな国で行われており研究結果も出ています。特に、ニュージーランドオークランド大学、シドニーロイヤルプリンスアルフレッド病院、米国サイエンスデイリー、英国医学ジャーナルなど多数の機関とメディアで研究した論文📜によれば、「まっすぐ仰向けの状態で寝ると流産危険の相関関係が高い」ということを発見しました。横向きで寝る場合、左右の方向に差はないことも明らかになっており、横になって寝ると死産の危険性を約5.8%に減らすことができるそうです。つまり、28週目頃から横向きで寝ることで胎児の安全を守ることができるということです☝🏻


妊娠時期別
睡眠姿勢とシムス位

✔ 妊娠時期別の睡眠姿勢総まとめ

睡眠姿勢を時期別にまとめたものを見ていきましょう。

🛌妊娠初期

まだお腹が大きくないため、ママは好きな姿勢で楽に寝ることができます。ただし、うつ伏せになって寝るのは子宮を圧迫することがあるため、避けるようにしましょう🙅🏻‍♀️

🛌妊娠中期

そろそろお腹が出てきて、仰向けで寝る姿勢が苦しくなってくる頃でしょう。横向きになって膝を曲げ胸元へ引っ張るのが最も楽な姿勢🌿です。 枕やボディピローを活用して快適な姿勢を作ってください。 

🛌妊娠後期

お腹はもちろん子宮も大きくなるため、どんな姿勢も苦しい時期。また、足もつりやすくなるでしょう。足がしびれたら足の間に枕を挟んだり、ボディピローでお腹と腰を支えてあげましょう。横向きの寝心地も悪い場合は、枕で上半身を45度の角度で支えてあげると背中が平らにならず下半身の血行促進を促すことができます😌


✔ シムス位で寝るメリット

シムス位とは、妊婦さんがリラックスして寝られる体勢のことを言います。

<シムス位の手順>

👉🏻身体の左側を下にして横向きになる

👉🏻右足を曲げてクッションを挟む

👉🏻手は楽な位置に

妊娠後期から取り入れてほしいシムス位は、仰臥位低血圧症候群を予防できることや、息苦しさの軽減とお腹を守る安心感に繋がり、眠りの浅い妊婦さんにとっても最適な寝姿勢となります。妊娠すると、さまざまな身体の不調に悩まされることでしょう。リラックスできる睡眠のためにもシムス位を活用して見てくださいね🥰