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子どもの社会性はしっかり育ってる?

人は、一人では生きていくことができない存在です。もちろん子どもも同じで、生まれたら家族🏡の中で育てられ、成長すると保育園や学校などで様々な人に出会います。そこで重要なのは「社会性」です。特に国際化が進む今の世界では、人間関係の構築や環境への適応などの面で社会性がさらに必要とされます。そこで今回は、子どもの社会性について詳しく話していきたいと思います💁🏻‍♀️


子どもの社会性とは?

社会性が重要だということは誰もが知っていますが、社会性の定義📜については多様な意見があります。一般的に社会性は、「集団で生活しようとする人間の根本的な性質」または、「社会生活を営むために必要な資質や能力」と定義されます。また、発達心理学では「対人行動・集団行動・社会的欲求・社会的関心」を子どもの発達に合わせた社会性の発達課題としています✍🏻

対人行動

他人に対して適切に対応することで、相手と心を通わせる能力

集団行動

集団で協調的に行動でき、集団の中の自分を判断して他人と調和できる能力

社会的欲求

他の人と仲良くなりたい、認められたいという欲求を持つ人間の本姓

社会的関心

その時代の風潮や情勢に関心があるかどうかということ


社会性の発達を促すには?

💡幼児期に現れる社会性の特徴

まずは、幼児期に現れる社会性の特徴から確認しましょう🔍

0歳初期

初めて声を出して笑うようになる

0歳半ば

人見知りをする感覚が発達し始める

1歳前後

褒められた行動を繰り返す、相手の髪を引っ張ったりする行動で相手の存在を確認する

1歳半ば

おもちゃの奪い合いをする行動が見られるようになる

2歳前後

友達が訪ねてきたり自分が訪ねることを喜ぶ、「いや」の感情も沸き始める

2歳半~3歳過ぎ

子どもたちの中で「支配 / 被支配」の関係が現れる、立場の強い子には立場の弱い子を助けたいという感情が芽生える

3歳以降

子ども同士のケンカが頻繁に見られるようになる


🙅🏻‍♀️子どもの欲求を無理に抑制しない

おもちゃの取り合いを例にして説明しましょう。友達とおもちゃの取り合い😫をしている子どもに、友だちのおもちゃを取らないと叱りつけると、子どもはおもちゃを取ることをやめるかもしれません。しかしそれは、ママが怖いから子どもが自分の欲求を抑制しているだけであって、おもちゃの取り合いから学べる能力💭を育てることはできないのです。

乳幼児期の子どもは、おもちゃの取り合いだけでなく、「支配 / 被支配」の関係や友だちとのケンカなどを経験しながら社会性を育てていきます。そのため、子どもの社会性の発達を促すためには、子どもの欲求を無理に抑制しないことがとても重要ですよ☝🏻