妊娠して母体に起こる変化には、つわりや体型の変化など様々なものがあります。ところが、妊娠中は虫歯や歯周病になりやすいということを知っていますか👀？妊婦さんの中には、妊娠中に歯科治療を受けても大丈夫なのかと治療を悩んでいる方もいると思います。そこで今回は、妊娠中に口のトラブルが起こりやすい理由と妊娠中の歯科治療について詳しく見ていきましょう🔎
妊娠中の口内環境
🦷妊娠中はどうして口内トラブルが起こりやすいの？
妊娠すると、「お腹の赤ちゃんにカルシウム🦴を奪われ歯が悪くなる」などの話しを聞いたことがあると思います。もちろんこれは本当ではなく昔の人の言い伝えに過ぎませんが、妊娠による口内環境の変化で虫歯や歯周病などの口のトラブル⚡が起こりやすいということは事実です。その理由として、女性ホルモンの急激な変化によって、歯周病の原因となる細菌も増えるということが挙げられます。また、唾液が減少して口の中が汚れやすくなることや、つわりの影響で食事の内容が変わることも口内トラブルが起こりやすい原因の一つです☝🏻
妊娠中の歯科治療は大丈夫？
🦷妊娠中に歯科治療を受けても大丈夫？
妊娠中に歯科治療を受けるのは可能です。ただ、妊娠時期や治療方には注意が必要です。妊娠初期と後期には、歯石取りやクリーニングなどの軽い治療は無理なく受けられます。ですが、麻酔💉が必要な抜歯や虫歯治療などは、安定期に入ってから行うのが無難でしょう。ただし、これはあくまで目安に過ぎないので、実際に治療を行うのは体調などを考慮して歯科医と相談してからするようにしましょう。また、歯科受診の時には自身が妊娠中🤰🏻だということを歯科医に必ず伝えてください。そうすることで、治療に使われる薬剤を妊婦さんでも使えるものにしたり、処置を短時間で済ませるなど、母体に負担がかからないように配慮してもらうことができますよ😌
🦷妊娠中の歯科治療を受ける時期は？
基本的に、妊娠中にも歯科治療はいつでも受けられます。できれば安定期である妊娠中期ごろに行うのがより安心ですが、炎症で歯ぐきが大きく腫れるなど緊急な治療🚨が必要な場合には、治療を遅らせてしまうとさらに悪化することがあるので、医師と相談しなるべく早く治療を受けるようにしましょう。次に歯科治療を行う際に参考してほしいことを妊娠時期別にまとめてみました📝
1️⃣妊娠初期
虫歯や歯周病を予防するための処置は大丈夫ですが、抜歯など麻酔が必要な大がかりの治療は緊急を要する場合でない限り控えた方が良いでしょう。
2️⃣妊娠中期
もっとも歯科治療のしやすい時期で、抜歯などの治療も🆗です。ただし、切迫流産や早産、妊娠糖尿病などの治療を受けている場合には歯科治療を避ける必要があります。
3️⃣妊娠後期
お腹が大きくなっているので、仰向けの状態が長くなると「仰臥位低血圧症候群」につながる恐れがあるります。そのため、時間がかかる治療は控えるようにしましょう。