普段からお酒をよく飲んだりタバコを吸っていた方は、妊娠🤰🏻したことに気づかず飲酒や喫煙をしてしまったというケースも少なくないはず。こういった場合、胎児への影響はあるのでしょうか。この記事では、そんな妊娠発覚前のタバコやお酒が胎児に与える影響について、詳しく見ていきたいと思います🔍
妊娠に気づく前のタバコやお酒
胎児への影響はあるの?
結論から言うと、妊娠に気づいてすぐに喫煙&禁酒を辞めた🙅🏻♀️のであれば、特に問題はないと言われています。アルコールは胎盤を通じて赤ちゃんに届きますが、受精した直後は胎盤ができていない状態です。この時期を妊娠超初期とも呼び、妊娠3週6日目📅までを言います。なので、この時期にアルコールが直接赤ちゃんに運ばれることはないです。もし影響があった場合は、流産につながる場合が多く、順調に胎児が着床して成長しているのであれば、影響はなかったと考えても良いでしょう。ですが、喫煙は超初期でも胎児に影響を与える可能性があると言われています。なので、妊活を始める時点で禁煙🚭するのが望ましく、飲酒する際も過度な飲酒や習慣的な飲酒は控えるよう心がけましょう。
お酒が胎児に与える影響
お酒が胎児に与える影響としては、胎児性アルコール症候群のリスクが挙げられます。アルコールはそのまま胎盤を通り、赤ちゃんに移行します。アルコールに露出された赤ちゃんは下記のような障害を引き起こす可能性が高くなります😫
- 細胞の増殖や発達障害
- 発達遅延
- 低身長や低体重
- 中枢神経障害
- 頭蓋骨や顔面の形成異常
- 小頭症
胎児が最もアルコールの影響を受ける時期は、妊娠5週目~7週目ごろと言われています。妊娠3週まではまだ胎盤も完成しておらず、内臓や脳🧠などの器官が形成されてない状態ですが、4週目を過ぎると骨や器官、神経系が作られ始めます。また胎盤も妊娠5週以降から形成されるため、アルコールが胎児に届くリスクが高まるのです。また、お酒は早産や流産、分娩異常のリスクも高める要因の一つです。一般的に妊娠したことに気づく時期は、生理周期の遅れなどといった症状が出はじめる5週目以降が多いため、妊娠が発覚👀したらすぐに禁酒するようにしましょう。妊婦さんの健康と赤ちゃんの安全を考えるなら、妊活を始めた時点で禁酒することが望ましいでしょう。
タバコが胎児に与える影響
タバコは胎児にも悪影響を及ぼします。具体的には早産や流産、低出生体重、先天異常のなど出産後にも大きな影響を与えることも。タバコに含まれる成分ごとの、胎児への影響について下記でも詳しく説明します💁🏻♀️
👉🏻ニコチン
ニコチンは、タバコに含まれる成分の中で一番悪影響を与える成分です。ニコチンには血管を収縮させる作用があるため、臍帯や胎児の血管を収縮させる恐れがあります。血管が収縮すると血流が減少するため、胎児への酸素や栄養の供給が妨げられます。これは低出生体重や死産の原因にもなり、先天異常の確率も高くなる😵💫など、新生児異常が起こりやすくなります。ニコチンは皮膚からも吸収されるので、パパや周りの人からの受動喫煙も注意が必要です。
👉🏻一酸化炭素
タバコの煙に含まれる一酸化炭素は、胎児の血中にそのまま移行し胎児に届く酸素の量を減らしてしまいます。胎児へ送られる酸素が不足すると、酸欠状態になり胎児の心拍数も低下⤵️します。これは、低出生体重の原因になったり、知能指数が低くなるなど、先天異常のリスクが高くなります。
👉🏻タール、シアン化合物、ダイオキシンなど
タールは粘着性が高く、口の中や喉、肺にベッタリとくっつく発がん性物質でもあります。喫煙によってかかりやすくなると言われている口腔がんや咽頭がん、喉頭がん、肺がんなどはタールが蓄積して発病🦠します。また、タバコには発がん性物質であるシアン化合物、ダイオキシン、カドミウムなども含まれている他、活性酸素を生み出す活性酸素誘導物質も含まれいます。このような物質は母体だけではなく、赤ちゃんにも良くない影響を与えてしまいます。
このような成分はいずれも喫煙期間が長かったり、喫煙量が多いほど影響する可能性も高まります。禁煙したとしても体には成分が残類しているため、妊娠を考えている場合はなるべく早めに禁煙することをお勧めします🤲🏻