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意外と多い男性不妊!原因や治療法とは

日本では、6カップル中1カップルが不妊に悩んでいる💭とされています。不妊症の原因は女性に問題があるというイメージが強いですが、実は不妊の半数は精子数の問題や射精障害など、男性側にも問題があります。男性不妊の原因となる問題は、自覚症状がほぼないことが多いため事前に診療を受けて治療を行う必要があります。今回は、男性不妊の原因や検査方法、治療方法についてご紹介します🤲🏻


珍しくない男性不妊

✔ 男性不妊48%

WHOの定義で不妊とは、妊娠を望んで妊活をしている夫婦が、避妊せずセックスを行っているのに関わらず、1年以上妊娠しないことを不妊と定義しています。不妊には様々な要因があり、女性が原因の場合、男性が原因の場合、そして両方🧑🏻‍❤️‍👩🏻に原因がある場合の3パターンあります。そのうち男性側に不妊の原因があることを男性不妊と言います。WHOの不妊症原因調査によると、男性不妊の割合は48%で女性不妊は65%、夫婦両方は24%と男性に原因がある場合は珍しいことではありません👀


✔ 男性不妊になりやすい人 

男性不妊になりやすい人の特徴として、睾丸の見た目や病歴、生活習慣などがあります。

特徴1️⃣:見た目

睾丸が小さい、柔らかく張りがない、精索静脈瘤、睾丸が鼠径部に近い位置にある

特徴2️⃣:病歴

鼠経ヘルニアの手術歴がある、高熱で精巣が腫れたことがある

特徴3️⃣:生活習慣

肥満、喫煙、睡眠不足、食生活の乱など


男性不妊の原因と
検査&治療方法

男性不妊の原因は、大きく3つに分けられます。

👨🏻造精機能障害

精子の数が少ない、精子がいない、精子の運動率が低い、奇形の精子が多いなど男性不妊の80%を占めるのが造精機能障害です。造精機能障害はさまざまな原因が考えられますが、多くのケースは原因不明😖と言われています。

👨🏻精路通過障害

精路通過障害は精子が通る道筋に異常が生じている状態です。精路通過障害であっても射精はできるため、自覚症状ははほとんどないです🙅🏻‍♀️

👨🏻性機能障害

男性が射精に至るには、性欲が湧き、勃起状態を維持して射精する流れが必要ですが、勃起障害や射精障害によってこの流れが絶たれることを性機能障害と言います。病気やストレス、心理的な問題💭などが原因ですが、明らかな原因は判明されてません。


✔ 男性不妊の検査方法と治療方法

男性不妊の検査方法は、基本的に精液検査🩺とそれ以外に分類されます。精液検査は3日間の禁欲後、院内採精となり正常値は、精液量1.4ml以上、精子濃度1600万/ml以上、運動率42%以上です。精液検査以外の検査方法は、触診、エコー検査、ホルモン検査、染色体検査などがあります。男性不妊の治療は、大きく生活習慣の改善🔁など補助的治療と医師の力が必要になる根本的治療に分けられます。男性不妊の原因は、生活習慣が大きく関わるため禁酒、禁煙、過度なストレスの予防など、生活習慣を改善することで不妊の原因を改善することもできます。また、薬の内服によって行われる治療、手術を行う治療など不妊の原因となる疾患を治療することで妊娠できることもあります。治療を行っても妊娠しない場合や、治療が難しい場合には精巣内から精子を採取して人工授精や体外授精などの施術を行うことがあります💡