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太り過ぎは妊娠しにくいってホント?

太り過ぎていると🐷妊娠しにくいと耳にしたことはありませんか。これは事実です。標準体重の1.2倍以上になると、不妊症のリスクが2.1倍になるという報告があります。単純に過体重が原因ではなく、太り過ぎることで糖代謝異常や脂質代謝異常を起こし、女性の生殖機能を低下させ無排卵や生理周期の乱れに繋がっているのです。太り過ぎと妊娠にはどのような関係性があるのか詳しく見ていきましょう👀


肥満と不妊症の関係性とは?

✔ 肥満の基準とは?

肥満の定義として、BMIがあります。女性なら、一度は耳👂🏻にしたことがある単語ではないでしょうか。BMIはBody Mass Index(ボディー・マス・インデックス)と言い、肥満の指標として用いられています。WHOはBMI30以上を肥満、日本ではBMI25以上を肥満と定義しています。

👉🏻BMI= 体重kg ÷ (身長m)2
👉🏻適正体重= (身長m)2 ×22


✔ 卵巣機能の低下=妊娠力の低下

太り過ぎは卵巣の機能を低下させ、これは妊娠力の低下につながります。体に脂肪がつくと体内にも脂肪がつき、内臓脂肪🫁がどんどん増加することで生殖器官も影響を与えます。卵巣の表面が肥厚化し、卵子が成熟を阻害したり排卵がうまくできなくなります。また、過度な脂肪は血液循環を邪魔して冷え性を引き起こし、子宮や卵巣の機能を低下させてしまいます。子宮や卵巣の機能低下は自然と妊娠しにくい体質につながるのです💦


✔ 多嚢胞性卵巣症候群

卵巣内の卵胞が未発達であることで正常な排卵ができず、小さな卵胞が卵巣内に溜まる病気です。男性ホルモンの増加⤴️が原因で発病すると言われています。体に溜まった体脂肪には男性ホルモンを蓄える作用があり、男性ホルモンを増加させ多嚢胞性卵巣症候群を発病させる可能性を高めます。太り過ぎが必ずしも多嚢胞性卵巣症候群の原因になるという訳ではありませんが、こうのような合併症を引き起こすリスクは高まります😫


肥満が胎児と母体に与える影響

太り過ぎは、不妊だけでなく胎児と母体に以下のような悪影響😵‍💫を与えるとも言われています。

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群になると、母体はけいれん発作や脳出血などを引き起こし、胎児は発育不全や機能不全などを起こしやすくなります。

妊娠糖尿病

流産や早産などのリスクが高まり、胎児は巨大児や心臓肥大といった合併症を引き起こす可能性があります。


妊娠しやすい身体を作るには、適正体重を保つ⚖️ことが大切です。太り過ぎは生殖機能を低下させ不妊を招きます。反対に、痩せすぎも卵巣や排卵に良くないということを知っておきましょう。妊活をする方は身体と体重のバランスが取れた適正体重を維持することが重要です。そのためには、食生活を見直し適度な運動を取り入れるなど、健康的な生活習慣を心がけましょう🍃