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妊婦さんは危険な感染症総まとめ

妊娠すると、ホルモンバランスが大きく変化し免疫力が低下してしまいます。そこで気をつけたいのが感染症🦠今回は、妊娠中は特に注意すべき感染症をまとめてご紹介します。予防策も紹介しているので参考にしてくださいね👀


妊娠中の感染症は
胎児に影響を与えることも

感染症とは、ウイルスや細菌などの病原体が、体に侵入することで症状が出る病気🤒のことを言います。人から人へとうつったり、ペットや家畜などの動物、飲食物から感染することもあります。妊婦さんが感染してしまうと、胎児に影響を与える感染症もあるため、妊娠中は特に注意🚨する必要があります。また、感染症の疑われる人で身近に妊婦さんがいる場合は、妊婦さんにうつさないよう配慮することも大切ですよ。


妊婦さんが注意すべき
感染症リスト

感染症

感染経路・症状

胎児への影響など

予防策

風疹

妊娠20週までに感染すると胎児に難聴や白内障、心疾患を起こすことがある。

予防接種を受けること。ただし、妊娠前に接種が必要。

B型肝炎

感染者との性的接触によって感染する。

予防接種を受けること。

C型肝炎

主に血液経由で感染する。肝炎や肝がんを引き起こすこともある。

妊婦が感染している場合、産道感染を起こす可能性があるため帝王切開での分娩になることが多い。

ATL

HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス)により発症する血液のがん。

授乳で赤ちゃんに感染する可能性があるため抗体検査を行う。

クラミジア

性的接触により感染し、女性は自覚症状がほとんどない。妊娠初期の感染は流産の可能性が高くなる。

治療をすることで産道感染を防げる。

梅毒

性的接触により感染する。

妊娠初期の血液検査で調べ、感染していた場合は早期治療を行う。

トキソプラズマ

トキソプラズマという原虫が口から感染することで発症。胎児の先天異常や流産、早産につながる可能性がある。

ペットの大便処理後の手洗い、生肉を食べない、野菜や果物をよく洗う。

サイトメガロウイルス

唾液や尿に含まれ日常的に存在するウイルスだが、妊娠中に初めて感染すると生まれた赤ちゃんに障害をもたらす恐れがある。

手洗いうがいの徹底、食器の共有を避ける。

AIDS

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)により発症する。

母子感染を防ぐため、妊娠初期に感染の有無を調べる。

おたふくかぜ

妊娠中は重症化しやすい。流産のリスクが高まる。

手洗いを徹底する。

水疱

(水ぼうそう)

9割の妊婦さんが抗体を持っていると言われているが、万が一感染した場合は、胎児の先天異常を引き起こす可能性がある。

水疱に感染したことのない妊婦さんは、人混みを避けるなどして感染経路をできるだけ断つようにする。

帯状疱疹

水疱を同じウイルスで、水疱に一度感染すると、治っても免疫力低下によってウイルスが再活性化しやすく帯状に発疹が出る。妊婦さんは発症しやすい。

規則正しい生活習慣や適度な運動、ワクチン接種。

麻疹

妊娠中に感染すると重症化しやすく流産や早産につながる可能性がある。

身近に感染者が出た場合は、絶対に近づかないこと。

リンゴ病

妊娠20週未満で感染すると約30%の赤ちゃんに影響がある。胎児水腫や子宮内胎児死亡を引き起こすことがある。

手洗いの徹底とマスク着用。

インフルエンザ

母子感染はないが、妊婦さんが感染すると免疫力低下により重症化しやすい。

予防接種、手洗い、うがいの徹底。万が一、感染してもタミフルなどの薬を処方してもらえる。