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帝王切開後の妊活で気をつけること

分娩の方法には、腟を通って分娩する経腟分娩と、母体のおなかを切って赤ちゃんを取り出す帝王切開があります。帝王切開で出産を経験した方は、「次の妊娠の際に子宮の傷は大丈夫なのかな🤔?」、「産後なるべく早く次の妊活を始めたいけど問題はないの?」と不安や疑問を抱えることも多いでしょう。帝王切開で出産をした場合、次の妊娠や出産を準備するには多少注意が必要で、今回は、そんな帝王切開後の妊活で気をつけることや、次の妊娠までの注意すべきポイントについて解説します🤲🏻


帝王切開後の妊活

妊娠までに必要な期間は?

✔ 1年空けて妊娠を考慮しよう

帝王切開後は、子宮の傷が完全に治るまで次の妊娠を控えたほうが良い🙅🏻‍♀️とされてます。子宮の縫合部分が完全に回復していないと、妊娠後期に子宮が大きくなった時や、分娩の時に傷口が開いてしまう可能性があるためです。なので、子宮の傷がしっかり元に戻るように、一年📅くらいは妊娠を控えることが望ましいとされてます。


✔ 子宮破裂のリスクが高くなる原因

帝王切開後に子宮破裂のリスクが高くなる📈原因としては、帝王切開の際に子宮筋を切開しているためとされてます。切開した子宮の傷跡は、癒えたとしても多少薄くなっていたり、一部が欠けていたりすることがあります。陣痛などの強い子宮収縮が起こった際に、切開していない子宮を持つ妊婦に比べて子宮破裂の可能性が高まるのは当たり前のことです。帝王切開の経験がある妊婦のうち、0.2〜0.5%に子宮破裂が起こると言われています。なので、次のお産も帝王切開で行うように進められる場合も少なくはありません😔


✔ 1人目が帝王切開だと二人目も..?

1人目を帝王切開で出産した場合、基本的には2人目からも帝王切開となります。帝王切開で出産するほうが、経膣分娩で起こるリスクを下げ⤵️、安全に出産することができるためです。ただし、2人目を経膣分娩で出産できる場合もあります。子宮を横切開して帝王切開をしたケースや、帝王切開の経験が1回だけの場合、帝王切開後の傷の治りに問題がない場合、赤ちゃん👶🏻が経膣分娩をしても問題ない大きさや健康状態である場合なら、医師の判断で経膣分娩が可能となることもあります。


次の妊娠や出産までに

注意すべきポイントとは?

帝王切開での出産後は、1年間の避妊が必要です。目安は、1人目の子が1歳の誕生日🎂を迎える頃としても良いでしょう。1年以内の妊娠だと出産できない訳ではありませんが、母体に様々なリスクが伴う可能性があります。また帝王切開後の妊娠中、お腹の張りには十分注意⚠️してください。お腹の張りが増えると、切迫早産につながることがあります。帝王切開後の妊娠さんが切迫早産になると、子宮破裂のリスクがより高くなり、母体の命の危険につながることも少なくはありません。お腹の張りを感じたら、無理せずすぐに休みかかりつけの病院🏥に受診するようにしましょう。