妊婦健診を受ける時によく耳にする胎嚢というワード。この記事では、そんな胎嚢の大きさの目安について見ていきたいと思います👀
そもそも胎嚢とは?
胎嚢とは、子宮の中で赤ちゃん👶🏻を包んでいる袋のことを言います。Gestational Sacとも呼び、超音波(エコー)検査画像などでは、GSと表記されます。受精卵が子宮に着床したその場所に形成して、妊娠を判定する要素の一つです☝🏻
✔ 超音波(エコー)検査でも確認できるの?
胎嚢ができる時期や大きさは個人差がありますが、正常な妊娠が成立したら、妊娠5週目📅には超音波検査で確認することができます。胎嚢は直径2mmを超えると超音波検査で見ることができ、一般的には妊娠5〜6週目ころには確認できるでしょう🙂
✔ 胎嚢の大きさの目安と特徴
胎嚢が大きくなるペースは、妊娠5週までは1日に0.9〜1.0㎜ほど(1週間で約7mm)とほぼ一定の割合で大きくなると言われています。三重大学医学部の研究資料📋によれば、胎嚢は妊娠週数が進むにつれて大きくなっていくと報告されてます。あくまでも平均的な数値で、時期や人によって大きさは異なり、妊娠週数と胎嚢の大きさは一定ではありません🙅🏻♀️
妊娠週数 | 胎嚢の大きさ | 詳細な特徴 |
〜妊娠4週 | まだ見えない |
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妊娠5週目 | 16.73mm |
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妊娠6週目 | 23.94mm |
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妊娠7週目 | 30.11mm |
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妊娠8週目 | 42.03mm |
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妊娠9週目 | 51.96mm |
胎嚢が小さかったり見えなくても大丈夫?
胎嚢の大きさは個人差があるので、大きさにあまり神経質になる必要はないでしょう。胎嚢が小さいと診断🩺される原因は、最終生理日が間違っている場合や、不規則な生理周期によって妊娠週数が間違っている場合、または超音波検査の際にお腹に当てる角度が悪く小さく計測されてしまった場合などが考えられます。妊娠7週ごろからは、心拍🫀もはっきりしてくる時期なので、胎嚢の大きさよりは心拍が確認できるのかをチェックすることが重要となるでしょう。元気な心拍は妊娠の継続を意味し、妊娠8週以降にも心拍が確認できない場合は、流産にいたる可能性もあります。