分娩の方法は様々で、日本で一般的なのはラマーズ式と呼ばれるものですが、最近はソフロロジー式という出産方法が話題になっているようです。このソフロロジー式分娩とは、どういった分娩法なのでしょうか。この記事で詳しく見ていきましょう🔍
自然分娩の種類
陣痛により医療の介入をせず、妊婦さんの力で赤ちゃんを出産する方法を自然分娩といいます。自然分娩の中でも、日本で一般的に知られているのは次のとおりです💁🏻♀️
✅ラマーズ法
1960年代頃にフランスから伝わったと言われる分娩方法で、「ヒッ、ヒッ、フー💨」の呼吸方法により陣痛の痛みを逃しやすくし分娩をスムーズに進める方法です。
✅フリースタイル出産法
フリースタイル出産はその名の通り、妊婦自身が楽になれる体制で出産することです。立った姿勢、座った姿勢など好きな体勢で出産🤰🏻することで、陣痛の痛みを和らげられるよう助産師側がサポートします。
✅その他
水中で出産を行う水中出産や、硬膜外麻酔を使用して痛みを軽減させる無痛分娩などがあり、その他にも瞑想を融合させたソフロロジー式分娩法🍃など、自然出産の方法は様々です。
ソフロロジー式分娩法ってなに?
✔ ソフロロジーとは?
スペインの精神神経科医であるアルフォンソ・カイセド博士🧑🏻⚕️が考案した学問で、西洋のリラックス法と東洋技法を融合させて開発したリラックス法です。このリラックス方を分娩時にも取り入れたものをソフロロジー式分娩法といいます。ソフロロジーは瞑想とヨガによってリラックスさせる東洋的発想に、西洋で用いられているリラックス法を融合させて心身の安定🕊️を得ることを基本とし、分娩時だけでなく育児に関わる心理的な不安やトラブル時の心身コントロールにも効果的とされています。
✔ ソフロロジー式のイメージトレーニング
ソフロロジー式とは、妊婦さんがリラックスすることを最優先する出産方法です。イメージトレーニングから、エクササイズ、呼吸法によって出産に対する意識を変えて🔁、不安を解消するために取り入れられています。陣痛や分娩時を想像しながらイメージしてみたり、分娩室でのいきみ方をイメージし実際に呼吸法を試してみるなど、出産時のシチュエーションをイメージ💭しながらトレーニングします。このようなイメージトレーニングは、意識と無意識を支え合うようにして、実際の分娩時にも効果的に再現することができるでしょう。これがソフロロジー式分娩法です🙂
✔ ソフロロジー式のメリット
ソフロロジー式分娩をするメリットには何があるのでしょうか?🤔
1️⃣痛みを逃しやすくする
出産前からイメージトレーニングを重ねることで、緊張がほぐれ陣痛の痛みや出産時に悩む腰痛や頭痛⚡などを逃しやすくすることがソフロロジーの一番のメリットでしょう。
2️⃣リラックスし出産に挑める
ソフロロジー式は、常に心身がリラックスした状態で出産に臨めるようにするので、恐怖や不安で無理な力が体に入ることを防いでくれます。なので、出産時の体力消耗も比較的少ない🤏🏻といったメリットがあります。
3️⃣赤ちゃんの酸欠リスクの減少
ソフロロジー式分娩法は、出産時の呼吸の乱れを防ぎ十分な呼吸ができるように促すため、赤ちゃん👶🏻にも十分な酸素がいきわたり酸欠のリスクを減らすなどといったメリットもあります。