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妊娠中に紅茶は飲んでも大丈夫?

カフェインは、妊娠中にはなるべく控えた方が良いとされている成分です。コーヒーに多く含まれているイメージがあるものの、実は紅茶にもカフェインが含まれています。今回は妊娠中に注意したい紅茶の成分について見ていきたいと思います☝🏻


紅茶のカフェイン含有量

世界保健機関(WHO)によれば、妊婦さんに影響のないカフェイン摂取量は、一日あたり300mg以下となります。紅茶🫖の場合、100mlあたり30mg含まれており、コーヒーに比べると半分程度の量です。1日にティーカップ1杯(130~150ml)程度や、市販のペットボトルや紙パックで売られている紅茶飲料は、1日に1本程度(200~500ml)であれば飲んでも問題がない量ではあります。ただし、入れ方によって濃さが違ったり、製品別にカフェインの含有量が異なるので成分表示📋を確認しつつ、1日2杯程度を目安に飲むようにしましょう。


注意したい紅茶の成分

🌿カフェイン

👉🏻妊婦さんへの影響

妊娠中にカフェインを過剰に摂取すると、交感神経を刺激させ、頭痛や不眠などの症状😵‍💫を引き起こすことがあります。代謝が低下⤵️している妊娠中には、カフェインが体内に溜まっている時間が通常より長くなり、よりカフェインの影響を受けやすくなります。そのため、妊娠中にはあまり摂りすぎないように注意する必要があります。また、鉄分の吸収を妨げ貧血🩸や体調不良を招くなど、妊娠中のマイナートラブルの原因にもなってしまいます。


👉🏻赤ちゃんへの影響

カフェインは胎盤を通して胎児に届くので、そのまま影響を受けやすい成分です。血管を収縮させる作用により、胎児へ送る酸素💨や栄養が減少し、成長を妨げるなどの問題を引き起こします。また、胎児にはカフェインを分解したり、排出する機能がないため、赤ちゃんの身体にカフェインが溜まりやすく、低出生体重児になる可能性や、発達障害などの原因にもなってしまいます。


🌿タンニン

紅茶にはカフェインのほかに、タンニンという成分が含まれています。タンニンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用や抗がん作用、殺菌効果🫧がありますが、摂り過ぎた場合には吐き気や不快感などの症状を引き起こすことがあります。タンニンには腸の粘膜を刺激する作用があり、下痢🚽を引き起こす可能性もあります。また、胃腸へ負担がかかりやすくなるので、つわりの時期や胃の調子が良くない時には飲むのを控えましょう。その他にも、鉄分やミネラルの吸収を妨げるので、貧血になりやすい妊娠中はあまり飲みすぎないよう心がけましょう🙂