妊娠中のマイナートラブルの一つである耳鳴り。妊娠による症状なのか、それとも病気なのか心配になる方もいるでしょう。今回は妊娠に伴う耳鳴りの原因や、対処法などについてご紹介したいと思います🤲🏻
耳鳴りの症状とは?
耳鳴りとは、実際には何も音がしていないのに耳の中👂からなにか鳴っているように感じる症状です。耳鳴りは自分だけが聞こえる自覚的耳鳴りと、医師が聴診器を耳にあてることで聞こえる他覚的耳鳴りとの2種類に分類されます。症状には個人差がありますが、ブーン・ジー・グーのような低音の音🎵や、キーン・ピーのような高音の音、気にならない程度に静かなものから、日常生活に影響が出るほどうるさく感じるほどのものまで様々です。
妊娠中はなぜ耳鳴りが起こりやすいの?
✔ 耳管開放症による耳鳴り
妊娠中の耳鳴りの原因は、耳と鼻の奥をつなぐ耳管という器官が開いたままの状態になる耳管開放症の場合が多いと言われています。一般的に耳管解放症は、風邪🤧などで鼻をすすることで、閉じた状態であるべき耳管が開いたままになってしまうものですが、妊娠中はホルモンバランスの崩れによって耳管が開いたままの状態が続くことがよくあります。これが妊娠中の耳鳴りの原因になるのです。妊娠中の耳管開放症は、一時的なのものなので出産と同時に症状は治り、難聴🌀に繋がるといった恐れもありません。
✔ 血行不良による耳鳴り
妊娠中は、お腹の赤ちゃんに栄養を送るため血液循環量🔁が増加し、その影響で貧血になりやすくなります。貧血は体内の酸素不足を招き、耳鳴りの原因へと繋がってしまうのです。お腹が大きくなるに従って、部分的に血行が悪くなりやすく顔や頭、耳の周りの血流が悪くなる血行不良も妊娠中の耳鳴りの原因の一つです。また、女性ホルモンの一つである黄体ホルモンの分泌が増え📈、頭痛やめまい、不眠などを引き起こしやすくなり、ストレスが溜まり一時的に耳鳴りの症状が起こることもよくあります。そのほか、急激な体重変化によって、中耳と咽頭をつなぐ管状の器官である耳管周囲の脂肪も影響を受け、耳管が開閉できなくなることが原因で耳鳴りがする場合もあります😖
こう対処してみよう
妊娠中の耳鳴りは一時的な症状となり、出産とともに治ると言われています。ですが、耳鳴りは不快感を伴うマイナートラブル⚡なので、どうしても改善したい症状ですよね。少しでも耳鳴りの症状を緩和させるには、まずは冷え性に注意することです。妊娠中の冷えは血行不良を悪化させ、耳鳴りが生じやすくなります。なので、なるべく体が冷えないように適度な運動🚶🏻♀️、マッサージなどで体をあたためる習慣を身につけましょう。
また、体内の水分量が減ってしまうと、耳管解放症を引き起こす可能性があるので、こまめに水分を摂ることも忘れずに。ストレスや疲労💭の蓄積も、耳鳴りの原因になる可能性があります。睡眠をしっかりととり、疲れやストレスが溜まってしまわないように気分転換を定期的に行ってリフレッシュ🍃しましょう。また、あまりにも症状はひどい時は、我慢せず耳鼻科を受診してください。その際は、妊娠していることを必ず伝えるようにしましょう。